野球
2023/03/13 22:10

WBCで侍打線をけん引する元F戦士・近藤の責任感

3月10日に行われたWBC1次ラウンド日本対韓国戦の五回、右越え本塁打を放ちガッツポーズする近藤

1次ラウンド4戦全勝した侍ジャパンで存在感 打率.467、1本塁打、5打点

 昨季まで日本ハムでプレーしたソフトバンク・近藤健介外野手(29)が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で存在感を放っている。日本ハム時代の後輩で米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)の前を打つ2番を担い、4戦全勝で突破した1次ラウンドは打率.467、1本塁打、5打点と大暴れ。球界屈指のバットマンは、11年間プレーした北の大地への思いを胸に秘め、大舞台に臨んでいる。

東川町など9自治体にふるさと納税 北海道への感謝の気持ち示す

 今年2月。近藤は育ててくれた北海道への感謝の気持ちを示すため、行動に出た。日本ハム時代に応援大使を務めた東川町など9自治体へ、ふるさと納税制度を活用して寄付をした。

 昨年12月、悩みに悩んだ末、フリーエージェント(FA)権を行使し、ソフトバンクへ移籍することを決めた。なぜ、レギュラーを約束されている環境を捨てて、球界随一の選手層を誇るソフトバンクで激しい競争に身を投じたのか。決断の裏には、こんな葛藤があったという。

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