新庄監督要望で初のナイター練習 開幕シミュレーション
エスコンフィールド北海道で行われる午後6時30分開始の開幕戦を想定
開幕予行演習だ。日本ハムが16日、エスコンフィールド北海道で初のナイター練習を行い、開幕戦(3月30日、午後6時30分開始)を想定して照明をチェックした。フライの捕球に影響が出ないよう、明るさを調整し、最適なプレー環境を探った。
当初の予定を変更した。新庄監督は「俺がナイター練習をつくってほしいと(球団に要望した)。本当は入っていなかった」と説明。開幕戦はナイター開催のため、少しでも早く目を慣らし、感覚をつかむ必要があると考えた。
照明が最も強い状態が100%で、3月2日の紅白戦は55%、14日のオープン戦初戦が65%。15日の2戦目は70%に設定していた。この日のナイター練習は80%に切り替えた。
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ナイターは自然光が入らず白球が見やすく 照明は明るさを調整
最も影響がありそうなのは、飛球の処理だ。練習を終えた森本外野守備走塁コーチは、自然光が入らない分、夜は白球が見やすくなると前置きし「きょうはセンターから見て、左中間と右中間、あとレフトのフライはまぶしすぎたので、伝えようかなと思います」と改善点を挙げた。
ノックを受けた外野手の松本剛は「ナイターの方が基本、打球が見やすいと思う。きょうはちょっと明るすぎ。目に(照明が)入ると、ぼやける感じが残ってしまう」と指摘。「照明にかぶる打球は絶対にあるので、ある程度、練習しないといけないですね」と選手目線の意見を口にした。
守備は新庄監督がこだわり、強化してきたポイント。新球場の特性を理解し、さまざまな状況に対応するために、細心の注意を払って準備していく。