１６日に野球日本代表「侍ジャパン」がイタリアを撃破し、準決勝進出を決めた。札幌地区の平均世帯視聴率は驚異の５６.９％。アメリカ行きの切符を懸けた一戦は、道民をはじめ全国的な関心事であったことが数字に表れた。

　当日はエスコンフィールド北海道で取材をしていた記者も、代表戦の経過を逐一チェックしていた。試合後は幸運にも、ブルペン捕手として帯同する鶴岡さんから、興奮冷めやらぬ舞台裏の様子を伺うことができた。

　電話越しに発せられた鶴岡さんの第一声は「本当に良かった…。みんなが安心していました」。日本中の期待を一身に背負って戦う代表チーム。裏方さんを含めて、計り知れないプレッシャーと日々向き合っていたことが、短い言葉で伝わってきた。心熱くなる戦いは、これからが本番だ。世界一奪還へ向けて奮闘する侍たちを心の底から応援したい。