札幌DF馬場「ちょっとのズレがつながった」2点リードからのドローに課題痛感
■J1第5節 G大阪2-2札幌(18日、大阪・パナソニックスタジアム吹田)
途中出場で旧友・山本理とマッチアップ いきなり猛チャージ
北海道コンサドーレ札幌のDF馬場晴也(21)は、接触プレーで右側の腰部を痛めたMF浅野雄也(26)に代わって前半43分から途中出場。ボランチの位置に入り、東京ヴェルディジュニアユース時代からの同級生で、元チームメートだったガンバ大阪MF山本理仁(21)とのマッチアップが実現した。
交代でピッチに入った際、インサイドハーフの位置でプレーする山本理とは言葉を交わさなかった。あいさつ代わりに披露したのは、持ち味である球際での強さ、激しさだった。前半アディショナルタイム、マークについていた山本理からボールを奪うべく猛チャージをかけた。ファウルにはなったが、試合前日に「あいつがボールを持ったら全部つぶしに行く」と予告していたとおり、自身の持ち味を親友に見せつけた。「出場がいきなりで、(体が)まだ温まってなかったので、最初にがっつり行ってから入ろうと思ったら、ちょうどあいつだった」というファーストコンタクトだった。
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戦況一変「2失点とも全員が中途半端に若干遅れてボールに行っている」
2点リードした前半に投入されたが、後半に入ってチームは2失点を喫して悔しいドロー。後半11分に山本理がMF石毛秀樹(28)と交代してから戦況は変わった。「2失点とも全員が中途半端に若干遅れてボールに行っている感じがあって、そこをワンタッチではがされてしまった。(2点差で)勝っていたし、そこまでがっつり行くのか、ちょっと引いて待つのかという認識の違いがあったのかな」と振り返る。
同14分の1失点目は「相手にプレスをかけてワンタッチではがされて、ちょっとのズレがつながった」。1失点の2分後にまた失点を喫し、「もったいない形になってしまった。最初の失点の後に全員が下を向いている」と感じていたが、そこで「プラスな声掛けを自分が掛けられれば」と反省の弁が口をついた。同30分ころからはボランチの位置から3バックの右CBへDF田中駿汰(25)とポジションを変更してプレー。この日にできなかったことは今後の改善へとつなげるつもりだ。
試合後にはユニホーム交換「寝間着か部屋着に」
試合後は、ミックスゾーンの近くで山本理と約束通りユニホームを交換。もらったユニホームは「寝間着か部屋着に。部屋に飾ったりはしないです」と、いたずらっぽく笑った。次のG大阪との対戦は9月上旬。その時にさらに成長した姿を見せるべく、これからの戦いでもレベルアップを続けていく。
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