■Ｖリーグ男子２部　ヴォレアス３―０デルフィーノ（１９日、兵庫・西脇市総合市民センター）

わずか1時間8分で決着

　優勝の余韻に浸ることはなかった。ヴォレアス北海道は、ホームの兵庫デルフィーノ相手にストレート勝ちを収めた。序盤から相手を圧倒し、２５―１６、２５―１５、２５―１３とわずか１時間８分で試合を終わらせた。

　今季チームを支えたセッターの山岸隼（２３）、エースの張育陞（チャン・ユーシェン、２２）は、１８日の大同特殊鋼で出場時間がわずかだったが、この試合はフル出場。張はチーム最多の１５得点、アタック決定率は５８．３％と貫禄の活躍を見せた。ミドルブロッカーの樫村大仁（２４）もブロック５得点を含む１２得点と躍動。前日にＶ２連覇を決めた余韻に浸ることなく、隙のない戦いぶりを見せた。

　エド・クライン監督（４１）は「今日はいい試合ができました。１位を確保できたかどうかは関係なく、ゲームの細かい部分を改善することに焦点を当てました」と振り返った。「私たちにとって、シーズンはまだ終わっていません。最も重要な部分はこれからです」。４月８、９日からのＶ・チャレンジマッチに向けて、さらに気を引き締めた。

■Ｖリーグ男子2部　サフィルヴァ３－１つくば（１９日、函館アリーナ）

　一方、3位サフィルヴァ北海道は３－１でつくばユナイテッドSunGAIAに逆転勝ちした。2位富士通カワサキレッドスピリッツが4位アイシンティルマーレに敗れたため、再び1勝差に迫り、残り2戦での逆転2位を目指す。