《SHINJOの信条》抑えは俺も迷うし、建山コーチも迷っている
■オープン戦 日本ハム4-0巨人(3月19日、東京ドーム)
―(試合後自ら先発のガントについて)
「ストライクゾーンの周りに固まってくれていたら、ちょっと安心して見られるんですけどね」
―2番手の鈴木は
「ストライクゾーンに集まっていたし、打てそうで打てないボールが投げられていた。特に左バッターに対して、曲がるか曲がらないかのちょうど間くらいの球が打ちづらいんですよ。あれを一つ武器にしてもらったら、いいですよね。あれがなくなったら、いらないと言ったんですよ」
―ローテーション入りが近づいた
「いや、まだですね。でも彼が中にいてくれたら、なんかあった時にめちゃくちゃ頼りにはなりますよね。あと2回くらい投げられたと思うし、きょうは順番が決まっていたので。伸ばそうと思えば、伸ばせる」
―ロングリリーフのような使い方も
「そうそう。面白いよね。器用ですもんね」
―先発と中継ぎの両にらみ
「建山コーチに聞いてもらえれば。だいたい意見は合うけどね」
―田中正は抑えか
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「まだ。石川君もいいしね。北山君はちょっと不安かな。彼なりに考えてやっているけど。分からん、この競争は。誰が入ってくるか分からんし。誰がどのポジションで投げるか分かんない。上原君も良かったしね、この間」
―固定はしない
「時間はないけど…あと何日かで決めたいとは思いますけどね。ギリギリまで決まらないんじゃないかな。決めたところで変わるだろうしね。去年のデータからね。それは、本当に建山コーチに聞いて(笑)。俺も迷うし、建山コーチも迷っている。同じくらいだからね、みんな。きょうも無失点だし、なんだかんだいって。相手もプロ野球選手で、レギュラーメンバーが出ていなかったにしても、0に抑えるということは大したもんだしね。なかなか難しい」
―宮内がピンチでプレートを外して笑っていた
「それは(投球とは)違う話題で笑っていたと思う。活きがいいですよね。左バッターも打ちづらそうだし、丸君に投げた最後のボールなんかも、何を待っていたんだろう。真っすぐ待ちの感じで、変化球を頭に置きながら、遅れていたので。俺、キャンプで言ってましたよ。左バッターにいいんじゃないかと。右バッターもね、わざと荒れるボールが投げられていたらすごいですね。いいですよね。普通に投げて荒れるより、わざと荒れさせるという。絞りきれないし」
―矢沢は無安打投球が続いている
「一応ね。ブルペンみたいな真っすぐがマウンドでいってくれたら、ちょっと考え方が変わると思うけど、今の真っすぐじゃね。野手の方がいいだけにね」
―投手としては使いづらい
「ちょっとね。そんなうまくいかないですよ」
―開幕での起用は
「矢沢君、ミーティングを毎日のようにやっているから。きょうはピッチャーだけに専念させる。で次は野手。その次は両方。時間がないですけど、シーズンに入って、経験させないと良いものは出てこないし、悪いものも出てこないから。そこで判断ですよね。あとは勘ピューターでいきなり行かせるかもしれないし、それはちょっと分かりません」
―ミーティングは両コーチと監督と
「いやオレは入っていないです。ドラフト1位で大事な選手。あらゆる可能性を秘めた選手なので大切に。でも大切にしすぎても良くないと思うので。大胆に起用させて、それで(力を)出せるタイプだと思うので、たぶん」
―ブルペンの真っすぐと実戦の真っすぐと、どう違う
「たぶんね、ちょっとリリースポイントが手前になるんですよね、球場になると」
―上川畑は状態が上がってきたか
「いやいや、もともと俺は気にしていなかったですよ。一時期、調子が悪くなって顔がこうぶれだした。調子は悪くないから、あまり顔をぶらさないように。軸をしっかりして、フリー打撃でやってみて、と言って。良い当たりはしていて、それでOK、OKと。だんだんだんだん良くなってきた。きょうは1打席目から俺、ホームラン、ホームランと言っていたんですよ。ベンチから。本当に打ったという」
―打順は固まり始めているか
「人が決まれば。俺、ほとんど(1、2番に)外野、外野とか、あまり変えていないじゃないですか。セカンドは7番、8番は捕手で、9番ライト。きょうは福田(光)君を見てみたかったから変えたけど。ある程度、3パターンぐらいは考えて。福田君も初球の変化球に対して軸がぶれずに振れていた。もうちょっとセカンドゴロの処理を見てみたかったけどね。野村君も打ったし、最後ね。きのう負けて次に勝って。この繰り返しをやっているから。連敗が続いてしまうと負け癖というか、変なイメージになってしまうから。良い感じですね」
―残りのオープン戦はエスコン開催。芝や照明の問題を解決して
「芝の問題はもう、解決できなから。この短期間では。練習して解決していくしかない。難しいと思うけど。そのへんは選手のセンスになってくるから」
―相手チームも
「敵チームの方が大変でしょ。試合前の練習だけではたぶん、分からないですしね。それはでも、お互いさま。こっちが練習できる時間が長いというだけ。ただ試合数も多い。何か起こったらそこからまた、学んでいくしかないですもんね。あとプラスになるところもあるだろうし。照明は70%で決まりかな。80%だとまぶしいみたい。60%だとちょっと暗い」