■オープン戦　ソフトバンク０ー５日本ハム（３月２１日、エスコンフィールド北海道）

新球場で初安打マーク　ＷＢＣ準決勝は録画映像でチェック

　日本ハムの清宮幸太郎内野（２３）が２１日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンクとのオープン戦で、適時二塁打を含む２安打を放った。過去２戦、音なしだった新球場でようやく安打が生まれ「だんだん良くなっているかな。練習で取り組んでいることが良い方向に出ている」と納得の表情だった。

状態は上向き　迫る開幕に向け「気を抜かずに前に進む」

　試合前の練習時間と重なった日本とメキシコのＷＢＣ準決勝の結末は録画映像でチェックした。ライバルとして比較されることが多い同級生の村上（ヤクルト）が劇的サヨナラ打を放ち「ずっと苦しんでいたので良かったですね。めちゃめちゃプレッシャーあると思いますよ。さすがだなというか、まだ決勝があるので暴れてほしい」と興奮気味にエールを送った。

　日本ハム打線の中軸で起用されている清宮も、状態は上向いてきた。躍進を続ける侍ジャパンから刺激を受けつつ「僕も開幕まで気を抜かずに前に進めれば」と静かに闘志を燃やしていた。