ルーキー金村 先発ローテ入りへダメ押しアピールだ! 24日のヤクルト戦に先発登板
ここまでオープン戦3試合で防御率1・00 ヤクルト戦のテーマはペース配分
日本ハムのドラフト2位・金村尚真投手(22)が、24日にエスコンフィールド北海道で行われるヤクルトとのオープン戦に先発する。開幕ローテーション入りが有力視される右腕は、この試合がシーズン前ラスト登板となる見込み。「長いイニングを投げることを想定して、最初から最後まで良い投球ができるように。しっかり気を引き締めて自分のピッチングができたら」と闘志をみなぎらせた。
5回、球数100球をめどにマウンドへ上がる。プロ入り後の最長は4回でペース配分がテーマの一つになる。「投球練習でもそこまで投げていないので、ちょっと不安はある。投げていくうちに『このくらいでいけば(体力が)持つ』と分かってくると思う。試合を通して自分の感覚と合わせてやっていけたら」。心配の種を取り除き、気持ちよく開幕を迎えるつもりだ。
世界一奪還の侍ジャパン伊藤から刺激 「自分も日本を代表する投手に」
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先発、中継ぎの両方で適性を示し首脳陣の信頼を勝ち取ってきた。投げるたびに周囲の評価を高めてきたが、ルーキーに慢心した様子は一切見られない。「ここで満足せずに結果を出し続けることが大事。(シーズンの)最初だけ先発で投げても意味がない。しっかり最後まで先発でいけるように一試合一試合、気を引き締めてやっていきたい」。有無を言わせぬ快投を続け、シーズンを通してローテーションを守り抜く覚悟だ。
胸には大きな野望を抱いている。22日に行われたWBC決勝戦は合宿所から球場へ移動するバスの中で観戦。ゲームセットの瞬間をチームメートと共に見つめ、大盛り上がりしたという。伊藤ら身近な存在の活躍から刺激を受け「将来的には自分も日本を代表する投手になりたい。大海さんを尊敬しているし、負けたくない思いもある。自分のためになることを教えてもらえるので、しっかり吸収してやっていきたい」。ルーキーイヤーから2年連続2桁勝利を挙げた先輩の背中を追い、一流への階段を駆け上がる。