開幕ローテ固まる 3戦目にルーキー金村抜てき 伊藤は5戦目へ
キャンプから熟考の先発ローテ エース上沢は2戦目
パ・リーグ開幕まで1週間を切り、日本ハムの開幕ローテーションが大筋で固まった。30日と4月1、2日にエスコンフィールド北海道で行われる楽天との開幕カードは加藤貴之投手(30)、上沢直之投手(29)、ドラフト2位ルーキーの金村尚真投手(22)が先発予定。敵地に舞台を移す4~6日のロッテ3連戦は、コディ・ポンセ投手(28)、WBC帰りの伊藤大海投手(25)、中6日となる加藤貴で勝負を懸ける。
首脳陣はキャンプ中の実戦、オープン戦を通じて先発陣の力量を測ってきた。昨年9月の時点で新庄監督が明言した通り、開幕投手の大役は加藤貴。第2戦はエース格の上沢に託し、第3戦は、球威、制球力を兼ね備えた新人右腕の金村を抜てきする。
WBC帰りの伊藤は慎重に判断 序盤のオープナー起用も選択肢
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2カード目の頭は昨季、ノーヒットノーランを達成したポンセ。WBC優勝に貢献した伊藤の起用法については、体調にも配慮して慎重に判断されるが、5戦目(対ロッテ2戦目)が基本線となりそう。3月28~30日に平塚で行われるイースタン・リーグのDeNA戦(平塚)で調整登板した後、1軍で先発しながら少しずつ球数、イニングを増やしていく方針だ。
建山投手コーチは伊藤について、短いイニングで先発させる「オープナー」の可能性も示唆し「準備さえできれば、彼はローテーションで回る投手。常に球数と相談ですね。ファームを経てすぐに1軍なのか。1軍に戻ってきても2回ぐらいは様子を見ながら先発するような感じ」と説明した。当面は、先発要員だった鈴木が中継ぎに回り、ロングリリーフも想定してバックアップする。
「優勝しか目指さない」今シーズン 4本柱がローテの軸
昨季とは違い、今季は勝ちにこだわって投手を送り出す。3カード目以降も信頼を置く加藤貴、上沢、伊藤、ポンセの4本柱を軸に、ローテを組み立てていく。