札幌FW中島が25日磐田戦でゴールラッシュ宣言「俺が中島大嘉たるゆえんを、明日見せつけてやろうかな」
■3月24日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は25日にアウェーで行われるルヴァン杯磐田戦(ヤマハ、14時キックオフ)に向けて、最終調整を実施。11対11やセットプレー練習などを行った。
鳥栖戦で再三のチャンス決めきれず
FW中島大嘉(20)は8日のルヴァン杯鳥栖戦(駅スタ、0△0)では再三の決定機を生かしきれず無得点に終わり、悔しい思いを味わった。先発出場が濃厚な磐田戦で、今度こそチームを勝利へ導くゴールを決める。
「めちゃめちゃ悔しかったし、今でも寝る前に思い出して寝られなくなる」。何度もゴール前で大チャンスを迎えながら、決めきることができなかった鳥栖戦。だが前向きな中島らしく、悔しさを口にした一方で、「ゴール前のところ以外で言うと、すごくいいプレーが多かった。ポジティブに捉えてもいいのかなと思うシーンがたくさんあったので、そこの精度を上げていきたい」と光明を口にした。「ゴール前のところでしっかり決めきれれば、パーフェクトに近い試合が出来る可能性はあると思っている。90分通して安定したプレーを見せながらゴールを取れると思うので、後から試合を見直すのが楽しみです」と笑顔で語った。
相手には現在3ゴールの高校生Jリーガー在籍
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対戦相手の磐田には、現在売り出し中のストライカーがいる。高校生ながら磐田U-18からトップ昇格し、J2リーグ開幕戦でいきなり2得点を決めるなど、公式戦6試合で3得点をマークしているFW後藤啓介(17)だ。191センチの長身を誇る上、スピードも武器としているあたりは中島と特長が重なる。その後藤について「実際にプレーを見たことはないけど、記事とかでは見ました。高校生で試合に出て、点を決めるのはすごいなって思いますけど」と前置きした後で「中島大嘉じゃないでしょ、それは。俺は中島大嘉なんで、俺が中島大嘉たるゆえんを、明日見せつけてやろうかなって」と〝大嘉節〟をさく裂させた。
「ケチャップの中身はもうパンパン」
「明日で得点王になれるくらい決めたい。早い時間にポンポンと決めたら、そこからチャンスが来るんじゃないかと。ケチャップの中身はもうパンパンに詰まっているから、すごいことになりますよ。掃除大変ですよ。記者の皆さんも記事にするの大変ですよ」と報道陣に豪語した。「たぎりにたぎってます。G大阪戦が終わってからの1週間、今日までずっと磐田戦に向けて何が何でも点を取ろうとやってきたので、ゴールはマストで取って、それ以外のところでも成長しているところをしっかり見せたいです。燃えてます」と、磐田戦に向けて意気込みを見せる。ここまでノーゴールが続いているが、一度点火すると止められなくなることは、昨シーズンで実証済みだ。磐田戦で固く締まったケチャップの栓を開けることができたとき、そこから中島のゴールラッシュが始まるはずだ。