新加入のマルティネス 入団会見で意気込み語る
WBC出場から待ちに待った合流 「唯一、私たちに足りないものといえば優勝」
今季、日本ハムに加入したアリエル・マルティネス捕手(26)が24日、エスコンフィールド北海道で入団会見に臨み、新天地で迎えるシーズンに向けて意気込みを語った。マルティネスは昨季まで中日でプレー。日本の優勝で幕を閉じたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にキューバ代表として出場した。
一問一答は次の通り。
―(冒頭のあいさつ)
「こんにちは。本日はこの場を設けてくださり、本当にありがとうございます。まず一言、非常にうれしいです。この素晴らしい球場を見てとても感動しましたし、素晴らしいファンの方がたくさんいると聞いているので、非常に楽しみな気持ちでいっぱいです」
―率直な気持ちは
「モチベーションたっぷりです。先ほども申し上げたが、非常にうれしいですし。ここにいられることに本当に満足していますし、ここに来る前から早くファイターズのところに来たいという気持ちでいっぱいだったので、ようやくその日が実現して本当にうれしいです」
―新球場を見ての感想は
「本当に素晴らしいの一言です。設備もしっかりしていて、ファンの方が見られない部分も非常に素晴らしいところがいっぱいあって、感動しました。唯一、私たちに足りないものといえば優勝なので、これから頑張ります」
―どんなプレーを見せたいか
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「プレーの前に笑顔。これを絶対に怠らないように頑張ります。あとは本当に野球を楽しむ。それが大事です。技術的なところでは自分はパワーが持ち味なので、ファンの前でたくさんホームランや長打が打てればいいと思います」
―新庄監督が打率・280、20本塁打、70打点、5バント、10盗塁を目標数字に挙げた
「本当に幸せ。そこまで期待されている。素敵な背番号をいただいたので、それに恥じないプレーをしたいです」
―日本ハムの印象は
「本当にアグレッシブ。そういう印象ですね。(中日時代の交流戦で)たくさん点を取られたのを覚えてますし、何と言っても新庄監督が率いるチーム。いろんな意味、良い意味で常識を覆す印象です」
―ポジションへのこだわりは
「結論から言うと、自分の一番のこだわりはずっと試合に出続けること。なので、ポジションのこだわりはそういう意味ではないです。ただ、去年はドラゴンズでレフトをたくさん守る機会があって、非常に心地良くて、たくさん良いプレーができたと思っています。あとは今回のWBCではキャッチャーをやらせていただきましたけど、もちろん100点の結果ではないですけど、十分楽しんでプレーすることができたので、そちらもいいと思います。あとはファーストも自分は守れるので、ファーストでの起用のために準備しているし、いずれにせよ、ずっと試合に出て、たくさんチームの勝利に貢献したいと思っています」
―意気込みを
「チーム内での競争が激しい。非常に大切なことだと思います。なぜなら、そうしてチーム全体のレベルが上がると思いますし、隣にいる選手に勝とうと思うことで自分のレベルもどんどん上がっていくと思う。要するに、私が思うにチーム内競争は必要不可欠。こういう競争が激しいところでプレーできて非常にうれしいです。自分なりのプレーを良い意味でキープして頑張りたいと思います」
―北海道での生活で楽しみは
「早く北海道のファンの皆さまに自分のことを覚えてもらって、街中でも声をかけてもらえるように、そんな存在になりたいです」
―ファンへのメッセージを
「まずはすごいチームで、すごい球場でプレーして、そして素晴らしい監督のもとでプレーさせてもらえること、本当にうれしく思います。皆さまからの期待に応えられるように、ベストなプレーをお見せできるようにこれからも頑張ります」
―WBCに出場したばかり。現在のコンディションは
「もちろんタイトなスケジュールだった。最初は台湾から始まって、その後、第2ラウンドでアメリカに行って、再び日本に戻ってくる。移動の多いスケジュールだったんですけど、でもそこは自分が楽しんでいたことでもあって。体の疲れはたまった時期もありましたけど、そういう時も『いずれはファイターズでプレーできるんだ』という思いがずっとありましたので、疲れがどうというよりは本当にここにいることが幸せです」
―何と呼ばれたいか
「僕のニックネーム、『グワチョ』っていいます。キューバの田舎にはカウボーイがいるんですけど、優れたカウボーイはグワチョと呼ばれます」