ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》金村が開幕ローテーションを引き寄せる投球を披露
■オープン戦 ヤクルト1ー3日本ハム(3月24日、エスコンフィールド北海道)
一番の評価ポイントは完成度の高さ 課題は見当たらない
ルーキーの金村が開幕ローテーションを力強く引き寄せる投球を見せてくれた。一番の評価ポイントは完成度の高さ。すべてのボールが入り球として使え、カウントを整えることも、勝負球に選択することもできた。となれば、同じ球種でも違った〝毛色〟のボールに変えることができる。
許したヒットはオスナに浴びた一発のみ。あれは高めに行ったボールだったのだが、すぐに切り替えることもできていた。課題は…今回の投球では見当たらない。開幕1カード目に先発する姿を見たいと思わせるぐらいのピッチングだった。
あとは本番。決して背伸びすることなく、怖いもの知らずの勢いある投球を披露してもらいたい。もっと良い投球を―と思う必要はない。