ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》上沢は開幕へ準備完了! 好リードの清水も存在感示した
■オープン戦 ヤクルト2-1日本ハム(3月25日、エスコンフィールド北海道)
確実に勝ち越せる投手という固定観念を植え付けてくれた
開幕へ準備完了! 上沢がチームにしっかりと示した。2本塁打はあったものの6回2失点。序盤は持ち味を前面に出しながら、圧巻のピッチングを披露した。持ち味とは高低差とベース盤の奥行きを存分に活用した投球。「今シーズンも大丈夫」、「確実に勝ち越せる投手」という固定観念を植え付けてくれるに十分な内容だった。
一方で、悪い部分も出た。それがまたいい。スラッター的なボールなのだろう。横滑りする球を投げる時にふと、軸がブレてしまう。ただ、必要なものと不必要なものが分かれば、それはプラスであり、今後に生きる気づきとなる。修正能力も高い上沢。心配はないだろう。