コンサドーレ
古巣・磐田戦で2アシストの札幌MF小林 「何か変な気持ちだったけど、楽しい試合でした」
■3月26日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
25日に敵地で行われたルヴァン杯磐田戦で劇的な勝利を収めた北海道コンサドーレ札幌は26日、ボール回しやジョギングなど負荷の少ないトレーニングを行った。
MF小林祐希(30)は、古巣との対決となった磐田戦でセットプレーから2アシストをマーク。リーグ戦3戦連続ゴールがかかる川崎戦(4月1日、札幌ドーム)でも、得意の左足で札幌の攻撃をけん引する。
後半5分、右CKから田中のヘディングをアシスト
慣れ親しんだヤマハスタジアムで行われた25日の一戦で、小林が輝きを放った。まずは後半5分の右CK、精度の高いボールをゴール前へ送り、DF田中駿汰(25)のヘディングゴールをアシストした。「相手のGKも小さいし、うちの選手の方が大きい選手が多かったので、放り込むだけでした」と小林は事もなげに言うが、田中駿は最初にセットした位置からほとんど動いておらず、文字通りピンポイントのボール。田中駿は「めちゃくちゃいいボールが来たので触るだけでした」とたたえた。
後半11分、直接FK狙わず金子へパス
そして後半11分のペナルティーエリア手前左側の位置でのFK。小林の直接FKを警戒した磐田は壁に8人を配置してゴールマウスへのコースをふさいだ。絶対に追加点を許さない構えの磐田に対し、裏をかいて右横にグラウンダーのパスを送ると、それに反応したMF金子拓郎(25)が左足でゴールネットを揺らした。サインプレーではなく「もう全然何も決めてなかったです。(金子が)いるから横に出しました」。視野の広さとアイデアで札幌に2点目をもたらした。