鶴岡氏「V争い絡める」 トークショーで日本ハムの今季展望とWBC制覇の舞台裏を披露
ブルペン捕手として帯同したWBC 貴重なエピソードに聴衆も大興奮
日本ハムOBで道新スポーツ評論家の鶴岡慎也氏(41)が26日、札幌市内でトークショーを行い、スタッフとして参加し、世界一奪還を果たしたWBCの舞台裏を語った。日本中を熱狂させた侍ジャパンの貴重なエピソードが盛りだくさんで、約80人の聴衆から何度も大きな拍手が沸き起こった。
侍ジャパンはアメリカとの決勝戦でダルビッシュ、大谷、伊藤ら7投手を注ぎ込んで接戦を制した。「真っすぐで突き刺して変化球で仕留める。強打者たちを実力でねじ伏せた日本の投手陣のレベルの高さを実感した。今の若い選手たちは物おじしない。本当にすごいこと」と大舞台で躍動した侍たちを絶賛した。さらに、選手たちが野球談義に花を咲かせるロッカールームでの出来事なども披露。軽快なトークを繰り広げ、会場は大盛り上がりだった。
ペナントレースの行方を大予想 「一番大事なことはコンディショニング」
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また、30日にエスコンフィールド北海道で開幕するペナントレースの展望についても熱弁。アメリカに滞在していた期間も、国内のオープン戦を動画でチェックしていたことを明かし「今年は清宮、万波のホームラン数が飛躍的に伸びると思う。オープン戦で不調な野村もシーズンではアドレナリンが出て変わってくる。投手陣は上沢、加藤、伊藤に加えてポンセが良い」と大きな期待を寄せた。
司会を務めたDJ龍太さんからは「ズバリ優勝できますか?」と直球の質問も。今春のキャンプで各地を巡った鶴岡氏は「オリックスは投手陣が充実している。ソフトバンクも野手のレベルが高く、レギュラークラスが15人ぐらいいる。ファイターズが優勝するためには絶対に、けが人を出してはいけない。プロ野球選手にとって一番大事なことはコンディショニング。143試合を良い状態で戦うことができれば優勝争いに絡める」と新球場元年のシーズンを占った。