二刀流ドラ1ルーキー矢沢 開幕戦のマー君攻略に意欲「何とか食らいついていきたい」
野手でプロ初出場となる見込み 「映像を見ながらイメージをつくっていきたい」
マー君撃ちでプロ初安打だ! 開幕1軍が決定的となった日本ハムのドラフト1位・ルーキー矢沢宏太投手兼外野手(22)が27日、エスコンフィールド北海道でのチーム練習に参加した。投打二刀流に挑戦中だが、プロ初出場は野手になる見込み。開幕スタメン入りは未定も、プロ初打席の相手が楽天の開幕投手・田中将になる可能性は十分にある。「誰が見てもいい投手。とにかく強いスイングを自分から仕掛けて、甘い球が来たらしっかり振りたい。何とか食らいついていきたい」と、日米通算190勝を挙げている大スターから、記念の〝1本目〟を打ちに行く。
実績の差はあっても、諦めるわけにはいかない。開幕までの少ない残り時間で、田中将を徹底分析する。「あした(28日)は練習がない日なので、そこで映像をしっかり見ながらイメージをつくっていきたい」。頭をフルに使って、攻略法を探し出すつもりだ。
今季の目標は「2割8分、2桁本塁打、20盗塁」
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ルーキーイヤーの具体的な目標も定まった。「2割8分、2桁本塁打、20盗塁を目指してやっていきたい」。キャンプ中に八木コーチに促され、設定した数字。「1年目から3割を打つのはちょっと難しいと思っていますし、2割8分でも1年間(試合に)出ていたら良い数字。ただ、僕の中でしっかり振ることも忘れたくないので、ホームランも2桁。あとは足には自信があるので、20盗塁」と意図を明かした。
27日のブルペンはこれまでの7割の力からあえて9割に上げて40球
投手としての調整も順調に進んでいる。これまでのブルペンでの投球練習は7割程度の力で行ってきたが、この日は9割に出力を上げ、40球を熱投。「試合になれば自然と力も入ってくると思うので、そこであまりバラつかないように。あえて力んで投げました」と開幕後のプロ初登板を見据えた。
「まずは1試合目を大切にやっていきたい」
いよいよ、待ちに待ったシーズンが始まる。「もう何週間も前から開幕を意識して過ごしてきた。すごく楽しみです。開幕で勝っていくか負けるかでだいぶ変わると思いますし、自分自身も打つか打たないかですごい変わってくると思うので、まずは1試合目を大切にやっていきたい」。開幕戦でマー君を攻略し、スタートダッシュを決めてみせる。