札幌MF金子「もっとボールが欲しい」 1日川崎戦で連続ゴール狙う
■3月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
27日をオフに充てた北海道コンサドーレ札幌は、28日から4月1日の川崎戦(札幌ドーム)に向けた練習を再開。ボール回しや4対4+フリーマンでのパスゲームなどで汗を流した。
今季全7試合出場、2G1A
MF金子拓郎(25)はここまでの公式戦7試合全てに出場し、25日の磐田戦での得点も含めて2ゴール1アシストの結果を残している。ドリブルやクロスで右サイドの攻撃をけん引する背番号9が、得意の左足で川崎を撃破する。
ルヴァン杯磐田戦で小林の意表を突いたパスからゴール
25日のルヴァン杯磐田戦で、MF小林祐希(30)の意表を突いた右横へのグラウンダーのFKから生まれた金子の追加点。「僕の場所はこぼれ球の対応だったけど、フリーだったのでボールが欲しいなと思っていて、『来い!』ってずっと念じてました。祐希くんが(直接)撃ちそうな感じだったので『撃っちゃうかな』とは思いましたけど、念じながらずっと準備はしていました」と、シュートの意識を持って待ち構えていたと振り返る。その念が通じたのか、小林は金子へのパスを選択した。「イメージは出来ていたので、イメージ通りに蹴ることができた」。
「チャンスをつくるのが自分の仕事」
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このゴールで、リーグ戦の神戸戦でのPKに続いて今季公式戦2得点目をマーク。横浜M戦ではFW小柏剛(24)へのアシストで得点に絡んだが、ここまでのシーズン序盤を振り返り「(もっと)得点のチャンスもありましたし、アシストできるシーンもあったかなと感じるので、自分的には満足していない」と語る。裏を返せば、それだけ攻撃に関わっていることでもある。「もっとボールが欲しい。1対1の部分で突破したり、チャンスをつくるのが自分の仕事だと思っているので、そこは僕がやらなければいけない部分。もっと質を高めないと」。札幌の攻撃を引っ張る存在となるため、さらなるレベルアップを目指す。
上位進出占う大事な川崎戦
今週末には難敵・川崎との一戦が控える。「次勝つか負けるかで上に行けるか、中位でとどまるか変わってくるので、次の試合は本当に大事になってくる。ホームでできますし、たくさんのサポーターの前で戦えるのはアドバンテージになるので、ホームで勝ち点3を取りに行けるように、しっかりといい準備をしたいと思います」。必勝を期して今週の練習に臨む金子。ホームの大サポーターの声援を背に受け、川崎守備陣を切り裂いていく。