DF岡村〝札幌キラー〟封じだ! 12試合連続15得点を奪われた川崎FW小林悠の徹底マーク誓う
■3月30日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
次節ホーム川崎戦に向けてミニゲームなどで調整
北海道コンサドーレ札幌は次節のホーム川崎戦(4月1日、札幌ドーム)に向けて午前練習を行い、ミニゲームなどで調整した。来季加入が内定している福岡大3年のDF岡田大和(21)、今月22日に2025年シーズンからの加入内定が発表された大阪体育大2年のMF木戸柊摩(20)が練習に合流。4月5日までの予定で帯同する。DF岡村大八(26)に川崎戦で課せられるミッションは、「札幌キラー」と呼ばれる川崎FW小林悠(35)をシャットアウトすることだ。公式戦で12試合連続ゴールを奪われている天敵を今度こそ完璧に封じて、チームを完全勝利へと導く。
今季のリーグ戦5試合全てに3バック中央で先発し、DFラインの要を担っている岡村。「5戦で1敗しかしてないのは良いことだけど、勝利も1試合しかしてないので、もっと勝利数を増やさないと」と引き締める。18日のリーグG大阪では前半を2-0で折り返しながら後半に連続失点してドロー。「そういった試合を減らしていかなきゃ」と反省を口にする。
昨年の札幌厚別では4-3勝利も それまでは決められたら未勝利
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岡村が対峙することになりそうなのが札幌の天敵と言うべき存在、小林悠だ。札幌は2017年4月16日の札幌ドームでの試合(1△1)でゴールを決められて以来、小林悠に6年間、延べ12試合続けて計15得点を奪われている。ゴールを決められた試合での未勝利記録(2分9敗。ルヴァン杯決勝のPK戦での敗戦含む)こそ昨年10月1日の聖地・札幌厚別での一戦(4〇3)でストップさせたものの、連続ゴール記録はいまだに継続されている。
「連続ゴール記録を続けられているのが面白くない。小林悠を抑えて勝つことが完全勝利」
「体を張るのも上手ですけど、一瞬で背後を取ったり、クロスの入り方がすごい上手」という相手に対して、「気を抜かず、常に目を離さないでずっと付いていきたい」と、持ち味を発揮させない徹底マークで封じ込む構えだ。「何よりも考えることはチームの勝利だけど、連続ゴール記録を続けられているのが面白くない部分もあるので、そこは完璧に抑えたい。小林悠を0点に抑えてチームで勝つということが完全勝利と思うので、完全勝利を目指したい」と頼もしい。
「チームも良い形になってきて、すごく良い感じ。札幌ドームで川崎に勝つところを見せられてないので、勝ち試合を見せたい」。岡村が呪縛を払拭し、川崎相手の完全勝利を収める。