先発登板の加藤貴が７回８安打３失点　４番・野村の中犠飛で一矢報いる

　日本ハムは今季開幕戦を新球場「エスコンフィールド北海道」で迎え、楽天と対戦したが、１―３で敗れた。記念すべき一戦を白星で飾ることはできなかった。

　先発マウンドに上がった加藤貴之投手（３０）は五回１死から、伊藤裕に先制ソロを浴び、六回には無死一塁で、相手の新助っ人・フランコに２ランを被弾した。自身初の大役を務めた左腕だったが、７回３失点で敗戦投手となった。

　打線は、楽天の先発・田中将を打ちあぐね、四回まで１人の走者も出すことができなかった。五回に清宮幸太郎内野手（２３）が１死からチーム初安打となる右中間フェンス直撃の二塁打で出塁。続くアリエル・マルティネス捕手（２６）は死球を受け、１死一、二塁としたが、後続が倒れた。

　それでも六回一死満塁で４番の野村佑希内野手（２２）が中犠飛を放ち、１点を奪取。なおも２死二、三塁と攻め立てたが、代わった鈴木翔の前に清宮が二ゴロに倒れた。 七回以降は二塁を踏めず、追いつけなかった。