加藤貴 初の開幕投手で7回3失点 新球場でメモリアル勝利飾れず
■パ・リーグ開幕戦 楽天3ー1日本ハム(3月30日、エスコンフィールド北海道)
クオリティースタートも今季初黒星 2被弾に沈む
自身初の開幕投手を務めた日本ハムの加藤貴之投手(30)は2本塁打を浴びるなど、7回を投げて8安打3失点。試合をつくったものの、メモリアルな一戦を勝利で飾れず、今季初黒星を喫した。
注目の集まった第1投は120キロスライダーでストライク。四回まで持ち前のテンポ良い投球を続けていたが、五回に暗転した。伊藤裕に新球場第1号となる先制の左越えソロを献上。0ー1の六回にはいつもポーカーフェースの加藤貴が、マウンド上で珍しく感情をあらわにした。
悔やまれる失投 「開幕戦でこのような結果になって申し訳ない」
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無死一塁からフランコに125キロの変化球を左翼スタンドへ運ばれると、両手を膝についてガックリ。「緊張はそれほどなかったんですけど、やっぱり何か意識する部分もあったと思います。開幕戦でこのような結果になってしまい申し訳ないです」と悔やんだ。
昨年9月の大役指名から半年 悔しさを糧に再スタート
昨年9月28日の本拠地最終戦で開幕投手に指名されてから、この日までおよそ半年間。けがや体調管理に気を遣い、万全の状態で「3・30」を迎えた。「この1試合を忘れずに、残り142試合、投げる日は限られていますが、全力で変わらずに頑張っていきたい」。この経験を糧に、さらなる飛躍を遂げる。