コンサドーレ
2023/03/31 20:00

さっぽろ里親フェスに河合CRCが参加 「一人じゃないよ。みんな助けてくれるよ」とPR

さっぽろ里親フェスのトークイベントに参加した河合CRC(前列右)(撮影・工藤友揮)

プロ入り時から児童養護施設を訪問

 31日、札幌市による里親制度の普及啓発イベント「さっぽろ里親フェス ~いろんなカタチの親子を応援しよう~」が札幌駅前通地下歩行空間で行われた。イベントには、これまで児童養護施設への訪問で多くの子供たちと交流してきた北海道コンサドーレ札幌も連携。夕方に行われたトークイベントには河合竜二CRC(44)が参加して、里親制度の周知、里親支援の意識醸成に協力した。

活躍する姿を見せたいという原動力に

 プロ入り時から児童養護施設への訪問を行っていた河合が、本格的に訪問活動に関わるようになったきっかけは、2002年に広島の児童養護施設を訪れた際に「子供たちが『サッカー選手だ』みたいな感じで、『お兄ちゃん遊んで』ってすごく僕のところに来てくれて。その姿がたまらなくうれしかったし、その子たちの前で一生懸命プレーして、サッカー選手として活躍している姿を見せたいという原動力になりました」とエピソードを語った。その施設には10年間通い続け、現在でも連絡をとっている子がいる。その思いは北海道へ移り住んでも持ち続けており、試合招待や施設訪問活動などを積極的に実施。今では河合自身だけでなく、後輩選手にもその姿勢が伝わっている。

 イベントの最後には「里親になるのはもしかしたら難しいかもしれないけど、今日のイベントを通じて里親制度というのがあるよ、一人じゃないよ、みんなが助けてくれるんだよ、というような話を周りの皆さんにしてもらうことによって、里親の輪が広がると思っています。われわれも、もっともっとコンサドーレを通じて活動していきたい」とメッセージを送った。

 札幌市にはさまざまな事情で自分の家族と暮らすことができない子供たちが約700人おり、そういった子供たちを預かって育てる里親を札幌市では募集している。里親制度についての詳細は札幌市児童相談所のHPで確認を。

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