鈴木 チームのエスコン初白星ゲット「びっくりとうれしいの感情が入り交じっている」
■パ・リーグ2回戦 楽天3ー4日本ハム(4月1日、エスコンフィールド北海道)
サヨナラ呼び込む1回パーフェクト 満員の会場に感無量
永遠に残る記録にふさわしい快投だった。日本ハムの鈴木健矢投手(25)が1日、楽天との開幕2戦目(エスコンフィールド北海道)で同点の延長十回から登板し、1回を完璧に抑えてチームの新球場初勝利投手となった。
「まさか僕が(白星で)一番になるとは思わなかった。びっくりとうれしいの感情が入り交じっている。満員をプロの世界に入ってから経験していなかったので、すごい感動しました」
想定外の登板も1番からの好打順を見事に料理
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登板の想定はしていなかった。「(先発が)上沢さんですし、順当に勝ちパターンの方たちが投げていたのでないだろうなと(笑)」。それでも、出番直前に加藤投手コーチから「遊んでいけよ、いつも通りで」と声をかけられ、落ち着いて今季初マウンドに向かった。
相手は1番からの好打順。それも、きょうの鈴木には関係なかった。「緊張はすごいしていたんですけど、とにかく冷静を装って。力んだら打たれる傾向がすごくあるので、とにかくリラックスして投げていました」。まずは辰己を2球で投ゴロに仕留め、続く小深田は捕邪飛。最後は開幕戦で本塁打を放っていたフランコを一邪飛に打ち取り、直後のサヨナラ勝ちにつなげた。
ヒーローインタビューで第一声 「声援が後押しになりました」
試合後は清宮、野村とともにヒーローインタビューに呼ばれ、最初に対応。「声援がすごく後押しになりました。こうやって満員の中で投げられることをすごくうれしく思っています」とファンに感謝した。先発もロングリリーフも何でもできる下手投げ右腕は間違いなく、優勝に欠かせないピースだ。