今川 代打で執念適時打 大歓声に「すごいパワーをもらえた」
■パ・リーグ2回戦 楽天3ー4日本ハム(4月1日、エスコンフィールド北海道)
一振りで決めた スタンドからの大歓声に「打てる気しかしなかった」
魂の一振りだった。日本ハムの今川優馬外野手(26)が1日の楽天戦に代打で出場し、大きな仕事をやってのけた。
絶好機で出番が巡ってきた。同点の七回1死三塁。代打・今川がコールされると、スタンドが沸いた。生粋のファイターズファンでもあるスラッガーは「あの歓声を聞いて、本当に鳥肌が立った。すごいパワーをもらえたので、何か打てる気しかしなかった」と、ホームの熱い応援に強く背中を押された。
まだまだ外野のレギュラー争い真っただ中 再アピールに躍起
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
楽天左腕・弓削との対戦。果敢に攻めた。初球の136キロを強振すると、打球は三遊間を抜けた。今季初打席で一時勝ち越しとなる貴重な適時打。一塁を回った後、人さし指を突き上げるおなじみの「執念ポーズ」をベンチの仲間に向かって繰り出し、喜びを爆発させた。
札幌出身の道産子が、新球場での特別な1勝に大きく貢献した。ただ、これで満足することはない。シーズンに入っても続く外野手争いをにらみ「スタメンを勝ち取りたい。これからも少ないチャンスを生かせるように準備していきます」と一層のアピールに燃えていた。