札幌FW金健熙が復帰戦で今季初ゴール 勝利につながらずも今後のバリエーションに期待
■J1第6節 札幌3-4川崎(1日、札幌ドーム)
後半途中出場で14分にドンピシャヘッド 「浅野選手から良いボールが来た」
FW金健熙(28)が、1点ビハインドで迎えた後半開始からDF福森晃斗(30)に代わって出場。一時同点となるヘディングシュートを決め、今季初ゴールをマークした。
後半14分に手にしたFKのチャンス。キッカーのMF浅野雄也(26)からのボールに、ドンピシャのタイミングで飛び込んで頭で合わせると、ライナー性のボールが川崎ゴール左上に突き刺さった。「浅野選手から良いボールが来たので、ヘディングを入れられました」と浅野のキック精度をたたえた。だが後半41分に川崎に勝ち越しを許してしまい、チームは敗北。硬い表情で「勝利できなかったのは残念です」と口にした。
開幕3戦出場も左足内転筋を痛めて2試合欠場 「申し訳ないという気持ちがあった」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
広島との開幕戦(2月18日、0△0)では1トップで先発出場し、第3節の新潟戦(3月4日、2△2)までの全試合で出場していたがノーゴール。新潟戦後の練習中に左足内転筋を痛め、1カ月近く離脱していたが、この試合から戦線復帰。1点を追いかける場面でピッチに投入された。「けがで久しぶりの出場だったので、自分がチームの勝利に貢献できるように頑張ろう」と奮闘。試合後は、「ストライカーとして点を入れるというのは当たり前のこと。けががあって離脱し、チームに申し訳ないという気持ちがあった中で、今日(投入後の)早い時間に点を入れられたというのは良いこと」と今季初得点を振り返った。
高さと強さが武器 「またけがをしないように。得点を取っていきたい」
「またけがをしないようにしてチームに貢献し、得点を取っていきたい」。今季はここまで浅野やFW小柏剛(24)といったスピードタイプの選手が前線で活躍を見せているが、高さと強さを武器とする金健熙の復帰は、今後の攻撃にバリエーションをもたらしてくれるはずだ。