冬季スポーツ
北京五輪男子ジャンプNH金メダル 小林陵侑がプロ転向を発表 引き続き「ぶっ飛んでいく」
3月31日付で土屋ホームを退社 自身の公式サイトで発表
2022年北京五輪男子ジャンプノーマルヒル(NH)で金メダルを獲得した小林陵侑(26、岩手・盛岡中央高出)が3日、所属先の土屋ホームを退社することを自身の公式サイトで発表し、同社も3月31日付での退社を認めた。今後は所属先を持たずプロとして活動を続けていく。小林は3月26日の個人第30戦でW杯通算30勝目をマーク。今月2日のW杯最終戦で今季全日程を終え、明日4日に帰国する予定だ。
小林は高校卒業後の15年4月、同社の選手兼監督で14年ソチ五輪個人ラージヒル(LH)の銀メダリスト・葛西紀明(50)に弟子入りして入社。五輪初出場の18年平昌大会はNHで7位入賞。2度目の出場となった北京大会ではNHで金、LHで銀と2つのメダルを獲得し、道民栄誉賞も受賞した。またW杯では18-19年シーズンに、欧州ジャンプ週間総合優勝を含む歴代2位の13勝を挙げ、日本人初の総合優勝に輝いた。21-22年シーズンには2度目のジャンプ週間優勝と総合優勝を獲得。26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でもメダル獲得の期待がかかっている。
公式サイトを通し、「スキージャンパーの小林陵侑は8年間、お世話になった株式会社土屋ホームを独立し、プロアスリートとして活動していきます。アスリートはこうあるべきだとか、そういった事は考えず、心の感じるままに面白いって思った事をやって
『ぶっ飛んでいく』。もちろん全てに言い訳はできなくなると思いますが、自分は自分らしく。これからの僕の新しい挑戦を温かく見守っていただければ嬉しいです」とコメントした。