タイ代表で状態上げてきた札幌MFスパチョーク ルヴァン杯アウェー横浜M戦でアピールだ
■4月3日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
今季リーグ戦はここまで2試合11分の出場のみも 代表では2試合157分に出場
北海道コンサドーレ札幌は前日2日のオフ開けで練習を再開した。1日の川崎戦で出場時間が長かった先発メンバーはリカバリー、それ以外の選手は攻撃練習や6対6のミニゲームなどを行って5日のルヴァン杯アウェー横浜M戦(5日、ニッパツ)に向けて調整した。3月下旬にタイ代表に招集されていたMFスパチョーク(24)は国際親善試合2試合に出場。札幌では今季ここまで出場機会に恵まれていないが、代表での活動を糧として横浜M戦でアピールすることを誓った。
タイ代表は3月25日(現地時間)にシリア(1●3)、同28日(同)にUAE(0●2)と対戦。スパチョークは主に4-5-1の左サイドハーフでプレーし、シリア戦でフル出場、UAE戦は先発して後半22分まで出場した。チームは2連敗し、個人としても得点に絡むことができなかったが、「内容としては相手を上回ることができていたので、これからもこういう試合を続けていきたい」と前向きに捉えた。
「試合勘も結構、戻ってきている。良い状態でプレーできる」
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この2試合を経て、自身の状態が上がっていることも実感。「プレーする時間が多かったので、コンディション面は十分です。試合勘も結構、戻ってきているので、(札幌で)試合に出たら良い状態でプレーできる」と心強い。ここまでリーグ戦2試合出場もプレー時間は合計でわずか11分。ルヴァン杯の鳥栖戦(3月8日、0△0)も64分にとどまっている。横浜M戦でアピールし、少しでも序列を変えていきたい。
昨年12月には母国で出家の儀式を実施。その際に剃り上げた髪の毛は徐々に伸びてきた。今後は「もう剃らない」と元の髪形に戻す予定だと言うが、髪の毛の長さに比例して出場時間も延びていくことに期待したい。
次戦はルヴァン杯のグループステージ首位攻防戦 「結果が大事。勝利を目指す」
ルヴァン杯Aグループは現在、横浜Mが勝ち点6で首位。札幌は勝ち点4の2位だが、この首位攻防戦で勝利すると順位は入れ替わる。今季のレギュレーションにより、2位ではグループステージの突破ができない可能性もあるため、ここでしっかりと首位に立って折り返し、ホームで迎える残り3戦に臨みたいところだ。
〝タイの至宝〟は「練習後にミシャからも言われましたが、上位争いの試合なので結果が大事。勝利を目指して頑張ります」と意気込んだ。代表でキレを増してきたドリブルとスピードで、内容だけでなく自らをアピールする結果もつかんでみせる。