プロ野球
ドラフトから一夜 北海・木村&大津、旭実・田中にプロの自覚
道内関連6選手が指名を受けたプロ野球ドラフト会議から一夜明けた12日、ソフトバンク3位指名の木村大成投手、巨人育成10位の大津綾也捕手(ともに北海高)、ロッテ育成1位の田中楓基投手(旭実高)がプロ入りへの意気込みを語った。
祝福のLINE約200件に「少しずつ実感」
前夜、3人にはLINEなど、それぞれ約200件の祝福メッセージが届いた。木村は「少しずつ実感がわいてきた」と反響の大きさに驚いた。
その中の1通は旭実・田中から。10日に札幌円山球場で行われた旭実―札国際情報の準決勝を観戦した際に対面していた。ドラフト後には「おめでとう、がんばろう」とメッセージを交換した。
その田中は12日の決勝もスタンドで観戦。昨秋の全道決勝で木村と投げ合ったことがプロを目指すきっかけにもなった。「それを思い出した。1日1日を大切に準備をしたい」。プロでも互いに切磋琢磨する。
せたな町出身の大津は道南の先輩との対面を心待ちにしている。巨人には、七飯町出身で北海高の先輩でもある鍵谷陽平投手(31)と、小中時代によく練習試合をした北斗市出身の阿部剣友投手(19、札大谷高出)がいる。大津は「巨人の育成は厳しいと聞いている。覚悟を持ってやっていきたい」と早期の支配下登録を目指す。