ファイターズ
《荒木大輔のズバリ解投》状態の良い選手、勢いのある選手を使うのも一案
■パ・リーグ3回戦 日本ハム1ー6ロッテ(4月6日、ZOZOマリンスタジアム)
加藤貴のピッチングに問題なし ミスはらしからぬプレー
なかなか勝利に恵まれない。苦境は悪循環を生む。先発マウンドに上がったのは加藤貴。ピッチング自体は何も問題はない。一回に先制点こそ献上したものの、二、三回は安打を許さず。最少失点で粘っていた。
ところが、だ。四回に自らのけん制悪送球で追加点を与えた。七回には1死二塁で投直を捕球した直後、二塁への送球がそれた。味方守備のカバーで直接、失点には結びつかなかったが、加藤貴らしからぬプレーだった。
勝利への過剰な思いが焦りを生む 先制点献上にベンチの空気も重く
それもチームが勝てていないことが起因している。勝ちたい―、勝たなきゃ―という気持ちが焦りにつながる。ましてや開幕投手を任された。何とかしたいという思いは人一倍のはずだ。
それはベンチも同じ。一回の1点で必要以上に空気が重くなってしまった。相手の先発は佐々木朗。攻略は簡単ではない。点差以上の重圧がのしかかっていたように感じる。