コンサドーレ
≪平川弘のCool Eye≫ 残留争うチームと激戦必至 球際での厳しさを
W杯最終予選で日本代表が苦しんでいる。なかなか得点が取れず、ストレスがたまっている。大迫はいるが、決定力不足は札幌と共通した悩みである。
プレスの強度を高めてもう少し重心を前に移し、ショートカウンターを繰り出せれば、おのずと攻撃は連動する。札幌がG大阪戦で見せたように。一つも落とせない戦いは続くが、プレッシャーに打ち勝ってほしい。
さて、今季のリーグ戦は残り7試合となった。相手は横浜M、福岡、湘南、清水、鳥栖、柏、横浜FC。失礼だが、横浜M以外はレベルが落ちるチーム。7位の鳥栖、8位の福岡に対し、11位の札幌が上から目線で言える立場ではないのだが。
残りの対戦相手を考えると、勝ち点を稼がなければならないだろう。ただ、横浜FC、湘南、清水はJ1残留がかかっているので必死。一筋縄ではいかない。球際での厳しさを出して受けにまわらないことが大事になってくる。
次節は2位の横浜Mが相手だが、前節のG大阪戦で得た自信と勢いを出してほしい。2週間のインターバルでコンディションも整えられたはず。強度の高いプレスを繰り出すことも可能だろう。重心を前に置いて相手ボールを引っかけられれば、連動した崩しにつながっていくはずだ。(本紙評論家)