ファイターズ
2023/04/07 23:40

万波 意地の2点タイムリー チームは5連敗も状態は日々向上

七回2死満塁、万波が2点打を放ち、塁上で拍手する(撮影・松本奈央)

七回2死満塁でしぶとく三遊間を破る 自身も納得の一打

 自らのバットで記念日に花を添えた。日本ハムの万波中正外野手が7日、京セラドームで行われたオリックス戦に「1番・右翼」で先発出場。この日23歳の誕生日を迎え、プレーボール直後の第1打席は「演奏してくれてありがたかった」と応援団からバースデーソングを贈られた。粋なプレゼントに応えるように、3点を追う七回2死満塁の好機では左翼へ2点打を記録。5連敗と苦しむチームの中で、背番号66の奮闘が際立った。

 「タイムリーを打ちたいと思っていた」。色濃く漂う敗戦ムードを払拭するために4度目の打席へ向かった。初球の落ちる変化球を見送った万波は、右肩にバットを乗せて一息吐いた。独自のルーティンで集中力を高めると、2球目は同じ球種をきっちり仕留めた。「(ボールを)見極められていると思う。他の打席も含めて、低めをしっかり我慢するっていうアプローチができた。それがもっと良い形、ヒットにつなげられるようになればいい」と手応え十分の内容に納得の表情を浮かべた。

前日はマルチ安打 新庄監督も高評価「スイングがしっかりできている」

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