ドラ2ルーキー金村 初勝利懸け、昨季日本一のオリ打線と真っ向勝負
楽天とのデビュー戦は6回2安打1失点も勝ち負け付かず満足感も無し
理想は高い。日本ハムドラフト2位ルーキーの金村尚真投手(22)が9日、京セラドームで行われるオリックス戦に先発する。プロデビューとなった2日の楽天戦(エスコンフィールド北海道)は6回1失点の快投も勝ち負け付かず。初勝利が懸かる2度目の登板を見据え「四球はなくして、どんどんストライクを取っていきたい」と攻めの投球を誓った。
直球は150キロ超を計測し、カーブ、スライダー、カットなどの変化球は全てが高精度。バッテリーを組んだ伏見が「球種も多いし、両サイドに投げられる。ルーキーということを度外視して、プロ全体でもいい投手だと思う」と評価するほど完成度が高い。
中6日調整「悪いところは直そう」
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楽天打線に対して被安打はわずかに2。プロ初戦とは思えないほどの落ち着いたマウンドさばきを披露していた。ただ、満足感はなかった。金村は「張り切りすぎて、力みが出た」と反省。中6日の調整に触れ「前回は登板前に体のキレを出すトレーニングを多めに入れて疲れてしまった。悪いところは直そうと意識しました」と一部練習メニューの量をセーブし、登板に備えた。
昨季日本一になったオリックスとは初顔合わせ。西武から移籍してきた森が打線の核を担っているが、特定の打者を警戒するよりも自らの投球に集中するつもりだ。サバイバルを勝ち抜き、開幕ローテ入りをつかんだ大卒1年目右腕が王者を相手に真価を発揮する。