ファイターズ
育成2年目・福島 2軍戦5回無失点で先発初勝利「結構、余裕が出てきた」
■イースタン・リーグ3回戦 西武0ー4日本ハム(4月9日、鎌ケ谷スタジアム)
家族の前で見事に好投 一回のピンチをしのぎ乗った
日本ハムの育成2年目右腕・福島蓮投手(19)が9日、2軍西武戦(鎌ケ谷)で自己最長の5回を投げ、2安打無失点と快投した。プロ入り後初めて、先発した試合で勝利投手となり「去年と比べて、真っすぐがだいぶ良くなってきた。今は(リリースの)タイミングが合って、ストライクが取れるようになったので、マウンドで焦らなくなった。余裕が結構出てきたかなと思います」と手応えを口にした。
母・由香子さんと姉・凜さんが地元の青森から応援に駆けつけた一戦。一回にいきなり2死一、二塁のピンチを背負うも、川越を145キロの直球で空振り三振に仕留め、勢いに乗った。真っすぐとフォークを軸に、若獅子打線を翻弄。67球で初めて5回を投げきり、4奪三振をマークした。家族孝行を果たし「たまたまですけど、良かった。これから一緒にご飯食べに行ってきます」と笑顔を見せた。