清宮幸太郎の連載手記『道』 第1回 今春から新たな〝挑戦〟 初の1人暮らしを報告
タイトルに込めた熱き思い 「良い時も苦しい時も与えられた道を踏みしめたい」
日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)の連載手記『道』が北海道新聞と道新スポーツWEBでスタートします。タイトルには良い時も苦しい時も、自らに与えられた『道』を踏みしめたいという意味が込められています。プロ6年目を迎えたスラッガーの素顔に迫る連載の第1回は、北海道での新生活について。人生初の自炊に挑戦したエピソードなど、ざっくばらんに明かしてくれました。(随時掲載)
札幌市内でマンション暮らし 自ら物件をチョイス
この春から、札幌市内に借りたマンションで初めての1人暮らしを始めました。新たな挑戦です。
物件は新築ですね。知人に聞いたり、自分で不動産情報サイトを閲覧したりして探しました。こだわったのは、屋根付き駐車場を備えていることです。今年1月に運転免許を取って、車の運転もしていますよ。安全運転をちゃんとしないとなって、心がけています。
自炊にもチャレンジ 初メニューは鶏の卵とじ定食!
家具を揃えるのは楽しかったなあ。照明は、以前から気になっていたスタンド型の器具を3つくらい購入しました。自分で言うのもなんですが、オシャレで良い感じですよ。親と家具を見に行った時にいいなと思ったもので、部屋の雰囲気がガラッと変わりました。
生まれて初めての自炊メニューは鶏の卵とじです。食材は鶏もも肉400グラム、卵4つ、たまねぎ。インターネットで作り方を調べました。親子丼みたいな感じかな。ちょっと水が多くて、薄味だったけど、美味しかったです。ご飯は2合炊きました。余ったので、おにぎりを作りました。買い物へ行ったら、ブロッコリーが売り切れていたので野菜はトマトだけです。
食卓に欠かせないナンプラー 掃除には悪戦苦闘…
もともと料理は全然できないです。僕、最近までブロッコリーをゆでることすら知らなくて。でも、ご飯、みそ汁、肉、サラダがあれば大丈夫! 変わった調味料も買いました。ナンプラーです。ナンプラーだけですごくご飯が進む。ナンプラーがあれば何とかなるっしょって思っています。
掃除、大変っすよね。キッチンの水あかとか、風呂の排水溝とか…。掃除機は勝手に進んでくれるタイプの製品。使いやすくて、ヒュッ、ヒュッとすぐに終わるので、ゴミが気になったらすぐ掃除機かけてます。
体が資本のプロ野球選手 睡眠の質にはこだわり
最近の悩みは、明け方とかにカーテンから太陽の光が漏れること。僕、真っ暗じゃないと、ぐっすり眠れない。けっこう敏感ですぐ気づいて起きちゃうんです。野球に影響するので、睡眠の質は高めたいですね。
あと、これも最近、知ったことなんですけど…。柔軟剤がないとタオルとか洗濯物がカピカピになるんですね。あれっ?って、びっくりしました。鎌ケ谷(の寮)にいる時は洗剤だけでやっていた気がしたのに、北海道は乾燥するからなんですね。そんなハプニングも、楽しいっすよ。
すべてを野球に生かす 「選手として、人としての成長につながれば」
1人暮らしは、生活のリズムを自ら組み立てて、どんなことも自分でこなさないといけない。いろんなことに目配せして、気づきを得ることが増えました。野球に生きればいい。選手として、人としての成長につながればいいなって思ってます。
※連載手記『道』は、北海道新聞の紙面でも要約版がお読みいただけます。今回は4月11日付の新聞に掲載しています。