札幌MF駒井「違和感なくできた」 練習試合で半年ぶり実戦復帰 15日浦和戦出場を熱望
■練習試合(40分×1) 札幌0―0岩教大(11日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場)
22年10月8日福岡戦以来の実戦
頼れる男が帰ってきた。9日C大阪戦の先発組がリカバリー、控え組は北海道教育大岩見沢校のサッカー部と練習試合を行った。左膝前十字靭帯の部分損傷で長らく戦列を離れていたMF駒井善成(30)が、2022年10月8日福岡戦以来の実戦復帰を果たした。ボランチの一角を務め、攻守のバランスを取りながらプレー。「自分の中でもすごくいい時間だった」と充実した表情を見せた。15日の敵地・浦和戦での公式戦復帰を狙う。
「最初の15分はすごくきつかった」
違和感なく、40分を走りきった。久しぶりのゲームに「オフ明けだったので、最初の15分はすごくきつかった」と苦笑い。しかし、心肺機能が〝実戦勘〟を取り戻した後は、ボールを散らしながら、あらゆるところに顔を出すなど、ブランクを感じさせないプレーを披露。「練習はずっとやっていたので、その延長戦上だなって感じでした。違和感も特になくできた。あとは公式戦の緊迫した状況でどれだけできるか」。
「もっと上にいてもおかしくない」守備の課題明確
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チームはここまでリーグ戦2勝3分2敗の9位。攻撃が活性化している一方で、失点が多くなっている。駒井も「得点はすごい取れているので、とてもいいことだなと思うんですけど、やっぱり守備の面。2点くらい取られてしまうのが、最近当たり前のようになってきている。そこさえ改善できれば、もっと上にいてもおかしくない」と指摘した。
当然、自分が入った場合のシミュレーションは行っている。「守備のところのバランスとか、そういうところのリスク管理とかを、自分がしっかり声を出してやっていきたい」。現にこの日の練習試合でも、周囲に声を掛けながら上下動を繰り返した。スプリント面でも問題なく、不安はない。
「5日の横浜M戦から準備していた」
駒井の中では「5日のルヴァン(杯)の横浜M戦から準備していた」そう。「ちょっと日数的にストップを掛けられた。今日(11日)練習試合をクリアしたので、週末からはさすがに行きたい」と15日浦和戦出場を熱望した。ミシャサッカーの申し子である駒井が復帰すれば、チームにさらなる上積みが生まれるはずだ。