■パ・リーグ１回戦　日本ハム３－４ソフトバンク（４月１１日、ペイペイドーム）

石井の抹消で白羽の矢　「うれしいです」と素直に喜び

　日本ハムドラフト５位ルーキーの奈良間大己内野手（２２）が１１日、八回裏から二塁手の守備に就いて１軍デビューを果たした。主力の石井一成内野手（２８）が１０日に左肩甲下筋肉離れで抹消。二遊間を守る野手が手薄となり、白羽の矢が立った。

　チャンスが巡ってきた。ペイペイドームでチームに合流した奈良間は「うれしいです」と素直に喜び「悔しさを持ちながら、自分の足りなかった部分をファームでやってやろうと。それが成果として出て１軍に上がれた」と受け止めていた。

２月春季キャンプは１軍完走も開幕直前に２軍降格

　即戦力の期待を掛けられ、２月の春季キャンプは１軍で完走した。鬼門はオープン戦だった。一線級の投手に苦戦し、２０打数３安打の打率.１５０。開幕直前に２軍降格となった。原因はシンプルだ。「焦りもあって、１本出さないといけないと小手先だけの打撃になっていた。そこはもう一度見直してきた」。

　小柄だが、フルスイングが持ち味。２軍では打率.３８５をマークし、本塁打も放った。文句なしの活躍で１軍切符をつかみ、「チームに流れを持ってこられるような思い切りのいいプレーをしたい」と張り切っていた。