ファイターズ
《ハム番24時》4月11日
右手人さし指の先端が、青黒く変色していた。11日の2軍ヤクルト戦(鎌ケ谷)に先発した達は、2回3失点で緊急降板。「今年入ったぐらいからずっとあった」というマメの状態が悪化したためだった。「最初は気付いていなかったけど、ベンチに帰って見てみたら、皮がめくれていた」と痛々しい指先を見せてくれた。「できることは毎日やっている。保湿するのが良いかなと思って、今週はずっと保湿していた。いろんな考え方があるので、自分に合うものを探りながら」と、対処方法を模索する日々だ。
思うように投げられない悔しさは想像に難くないが、それでも達はポジティブだった。「悪いことなんですけど、捉え方によっては悪いことではない。出力が去年より出ている分、指への圧力が増えてきているんだと思う。指さえクリアにできれば、もっともっと良い質のボールが投げられるなと、今は思っています」。ものは考え方次第。いつでも前向きな19歳に、これからも注目していきたい。