2号2ラン放った万波 鍋を囲んだ同学年会を9日夜に開催し発奮
■パ・リーグ1回戦 日本ハム3-4ソフトバンク(4月11日、ペイペイドーム)
「5番・一塁」で先発出場 好相性の石川から初球カーブを左中間スタンド中段にズドン
日本ハム・万波中正外野手(23)が11日、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に「5番・一塁」で先発出場。左中間スタンド中段に飛び込む、2試合連発の同点2号2ランを放った。
若きスラッガーがノリに乗っている。2点先取された直後、四回2死一塁で迎えた第2打席。迷うことなく、相手先発・石川の投じた初球のカーブを「狙っていました」とフルスイングした。
昨季、石川とは5打数3安打と好相性。「石川投手といえばカーブなので、カーブが来るかなと。とりあえず肩口から来たら絶対行こうと思った。最高の結果になった」。これで5試合連続安打、そして4試合連続打点を挙げた。
初勝利挙げた金村 初打点挙げた矢沢 共にアーチ放った野村と福岡で同期会開催
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同学年の仲間の存在が、発奮材料となっている。今季からドラフト1位・矢沢ら大卒組が加入し、2000年度生まれはチームで一大勢力となった。万波が今季1号を放った9日のオリックス戦後には、福岡で同学年が集まり〝祝勝会〟を開催した。
同日の試合ではドラフト2位・金村がプロ初勝利を挙げ、矢沢がプロ初打点をマーク。野村が今季2号となるバックスクリーン弾を放った。「金村におごったりしないですけど、みんなでご飯いきました。ちょうど4人とも試合に出ていた。普通に休み前だし、良い勝ち方だった」。鍋を囲んで、互いの活躍を誓い合った。
2000年度生まれの同学年会には、支払いのルールがある。「僕の同級生はじゃんけんなので」。2月の春季キャンプ中に行われた際には吉田が会計を担い、今回は「矢沢がじゃんけんで負けたので」とドラフト1位ルーキーがごちそうしたという。
奈良間も昇格し1軍の2000年度生まれは5人に 「いい意味で刺激し合っていきたい」
11日からドラフト5位の奈良間がプロ初昇格し、1軍登録されている同い年は5人になった。「僕なんかジェームス(野村)とかに負けたくないですし、大卒で入ってきたメンバーも本当に1軍いてすごい刺激になっている。いい意味で、刺激し合っていきたいです」。そう力強く誓った万波が目指すのはミレニアム世代の旗頭だ。