北山　スターター転向へ　新庄監督「先発でぽんぽんぽんぽんぽーんって」

プロ１年目の昨季はチーム最多５５試合に登板　今季は制球に苦しみ状態上がらず

　日本ハムの北山亘基投手（２４）が先発に配置転換されることになった。新庄剛志監督（５１）が「マウンドで考え込むから、先発でリズム良く、ぽんぽんぽんぽんぽーんって投げさせたら、（球が）浮いてくるのが直ってくるかなと思って。先発も面白いかなと思った」と明かした。

　プロ１年目の昨季は主にリリーフとしてチーム最多の５５試合に登板し、防御率３．５１とフル回転。今季は抑え候補として期待されていたものの、コントロールに苦しみ、なかなか調子が上がらずにいた。

先発転向を猛プッシュした建山コーチ　「彼の生かし方を考える時」

　本来の力を発揮できずにいるが、球威抜群のストレートは大きな魅力。先発転向を猛プッシュしてきた建山投手コーチは「僕は先発でしか見ていない。宝の持ち腐れじゃないけど、彼の生かし方というのをしっかり考えていく時だと思っている。長いイニングにすれば、もっともっと良いものが出ると思う」と大きな期待を寄せる。

　チーム事情もある。先発ローテーションの一角を担う予定だったポンセが左膝負傷で離脱。１１日のソフトバンク戦ではブルペンデーを採用するなど、先発投手が手薄な状況だ。建山コーチは「（先発投手を）つくらないといけないとなると彼しか浮かばなかった」と意図を明かした。