札幌MF宮澤 対人練習再開 「ここから勝ちを続けていけるようにやっていければ」
■4月13日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
キャプテン復帰で勢い加速
北海道コンサドーレ札幌は15日の浦和戦(埼玉)に向けて、11対11の戦術練習などを行って調整した。この日からMF宮澤裕樹(33)が実戦形式の練習に復帰。チームの要であるキャプテンの帰還は、前節の勝利で波に乗るチームの勢いを、より加速させてくれるはずだ。
3月18日のG大阪戦(パナスタ、2△2)で先発出場し、70分間プレーしたが、その試合後に以前から抱えている両アキレス腱痛を発症。しばらくの間別メニュー調整を行ってきたが、4月12日の練習でフルメニューをこなすと、この日からいよいよ11対11にも復帰し、DFラインの一角でプレーした。「3週間くらい休んでいたので、自分のコンディションと、足のコンディションを確認しながらでしたが、今日はできて良かったです」。
離脱中のリーグ戦2試合は乱打戦「いいゲームはできている」
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離脱中にチームはリーグ戦を2試合戦い、川崎戦、C大阪戦と乱打戦を繰り広げた。その2戦を外から見て、「いい戦いはできていたと思います。点数は取れてますし、守備の部分では札幌がやっているサッカーの難しいプレーの中で失点してしまっているので、そこは改善していかないといけないけど、全体的に見るといいゲームはできているので」と評価する。
今週に入り宮澤、GK菅野孝憲(38)が相次いで全体練習に合流。MF駒井善成(30)も11日の練習試合に出場するなど、チームを支えるベテラン勢が続々と復帰している。「みんながそろって戦うことで、チーム戦力的に底上げできますし、途中から入ってくる選手含めてのチーム力なので、戻ってこれたことは良かったし、ここから勝ちを続けていけるようにやっていければ」。
「コンディション、ボールフィーリングを上げていきたい」
「コンディションを上げていかないといけないし、ボールフィーリングもちょっと離れていたのでしっかり上げていかないと」。実戦復帰には慎重だが、「もちろん(ペトロヴィッチ)監督が選んでくれて(メンバーに)入るなら、しっかりプレーしたい」と準備はできている。札幌一筋16年目の道産子キャプテンの復帰が、チームをさらに高みへと導く。