試合つくるも今季ここまで２連敗　前回は珍しく四死球も

　今季の開幕投手を務めた日本ハムの加藤貴之投手（３０）が１４日、エスコンフィールド北海道で行われる西武戦に先発する。過去２戦は７回３失点にまとめたが、敗戦投手になった。次こそはチームの白星を引き寄せるつもりで「２試合とも先制点を取られている。そこはしっかり反省して、粘り強く投げていけるように頑張りたい」と気を引き締めた。

　前回６日のロッテ戦では、強風のＺＯＺＯマリンで佐々木朗と投げ合った。球界屈指の制球力を誇るが、珍しく四死球を与え、けん制悪送球が失点につながるなど、リズムに乗れなかった。中７日の調整で修正点を確認し「外の球場ということでちょっと違う感覚だった。次は室内なので、そこまでコントロールミスはないと思います」と自信をのぞかせた。

西武の長打とスピードを警戒　「全員を意識して挑戦者のつもりで」

　１２日にはペイペイドームのブルペンに入り、西武打線を想定して５７球を投げた。今季初顔合わせとなるが「ホームランがあり、足の速い選手もいますし、僕は挑戦者のつもりで毎年やっているので、全員意識して。しっかりキャッチャーと話して抑えられるように」と警戒は怠らない。左のエースが、３度目の正直を果たす。