《浦和戦前日》われわれがレアル・マドリードのようにすごく強い、それぐらいの警戒をしてるのではないか
■4月14日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
-浦和は2連敗スタートの後4連勝し、現在5試合負けなし
開幕2試合は結果が出ず、苦しんだ状況の中でスタートしたが、いかに浦和が質の高い選手をそろえているチームか、戦い方を見てもゲームの内容を見てもわかると思う。非常にすばらしい選手がいるチームであるし、上位を戦うに値する選手補強をしっかりとやっているチームだ。
-警戒すべきポイントは
相手どうこうではなく、どのチームと対戦しても自分たちの戦い方、スタイルを持ちながら戦っていくのがわれわれ札幌だ。自分たちの良さをどのチームに対しても出せてきたと思うし、ただ反対に自分たちのミスから失点を重ねているということももちろんある。そういう意味では、相手よりも自分たちがどうすべきか、あるいは自分たちがより集中力を高めて、決定的な失点につながるようなミスをどれだけ減らせるかどうかが、重要なポイントだ。
-浦和にはFW興梠慎三が在籍している
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慎三はその前のシーズンほとんど試合に絡んでいなかった状況の中で昨年札幌に来て、試合を重ねる中で、選手としての良さ、本来の自分を取り戻したと思う。選手としてまだまだやれることを札幌でしっかりと証明し、自身の体力やゲーム勘、ボール感覚といった本来あるものを札幌で取り戻して、浦和に帰っていった。
もちろん私としては引き続き札幌でプレーしてほしかったが、いろいろな事情の中で彼は浦和に帰った。だがこの札幌での1年がなかったら、今の慎三の調子もなかったんじゃないかなと思っている。
-復帰の可能性がある駒井に期待することは
もし彼が出場するのであれば、けがなく終えてくれることを望むだけだ。半年も試合から離れていた選手なので、過度な期待を抱くというのは酷なことだ。
相手の監督さんのコメントを読む限り、われわれとの戦いにおいて、特別な準備をしているのではないかと思う。ただわれわれはけが人も多いし、なかなか選手もそろわない状態で戦っているが、相手の監督さんのコメントを読むと、われわれがレアル・マドリードのようにすごく強い、それぐらいの警戒をしてるのではないかと思う(笑)。けれどもわれわれはそういう大きなクラブではなく、札幌である。自分たちの与えられた材料の中で戦っているチームだ。