ファイターズ
加藤貴 今季チーム初完投&自身初勝利 エース上沢も天才と認める左腕が快投
■パ・リーグ1回戦 西武2ー5日本ハム(4月14日、エスコンフィールド北海道)
「カドックス」ならずも100球で完投勝利 シャットアウト逃すもサバサバ
日本ハムの加藤貴之投手(30)が14日、西武戦(エスコンフィールド北海道)に先発し、9回2失点でチーム初完投。昨季のようにわずか90球で投げきる「カドックス」の再現とはならなかったが〝三度目の正直〟で今季初勝利を挙げた。
ちょうど100球で九回を投げきり、加藤貴はマウンドでポンとグラブを叩いた。九回1死一塁から外崎に2ランを浴びて、100球未満の完封勝利〝マダックス〟達成を逃したが「悔しいですけど本当仕方ないっすね」とサバサバ。「(伏見)寅威さんのおかげだと思いますし、野手に助けられた部分はあるので感謝しています」
女房役を立てる左腕 「寅威さんの配球が良かった」
力感のないフォームからキレのあるボールを投げ込み、テンポ良くアウトを重ねた。「(伏見)寅威さんの配球が良かったと思いますし、そこを目がけて僕は投げるだけだった」。女房役のサインに首を振ることはなかった。