コンサドーレ
田中駿 同世代の田中碧から刺激「もっともっとやらないと」
北海道コンサドーレ札幌のDF田中駿汰(24)が同世代の活躍に刺激を受けている。12日のカタールW杯アジア最終予選・オーストラリア戦で先制ゴールを挙げた日本代表MF田中碧(23)の躍動に奮い立った。リーグ2連勝がかかる16日のアウェー横浜M戦では守備を安定させ、自身も目標とする日本代表入りへアピールしていく。
同世代の躍動に刺激を受けないわけがない。田中碧はオーストラリアから勝ち点3を奪うための大仕事をやってのけた。田中駿は「落ち着いてるし、周りも見えていて、さすがやなと思った」と賛辞を贈った。
東京五輪を目指し、共闘してきた仲間でもありライバルでもある存在。常にA代表入りを目標に掲げている田中駿にとって、親交が深い田中碧の堂々たるプレーは、これ以上ない発奮材料になった。「自分もまだまだ。もっともっとやらないといけないと、試合を見て思った」と決意を新たにした。
志は高く持ちながらも地に足をつけ、目の前の試合に集中している。次節は16日、アウェーで横浜M戦と対戦する。リーグ2位の強豪との試合は、アピールには格好の舞台となる。「マリノスは個の能力も高く、力のあるチーム。守備でしっかりやるべきことをやる」と意気込んだ。
横浜Mとはルヴァン杯プレーオフでも対戦しており、6月13日の第2戦では敵地ながら3―1で快勝した。田中駿は「アウェーで勝ち切れたのは自信になった。ああいうゲームができれば自分たちのペースで進められる」。当時の再現となる白星奪取を誓った。