伊藤大海が4月19日のロッテ戦でエスコン初登板「マウンドからの景色は特別なもの」
前回登板はソフトバンクに6回⅔8安打5失点 「悔しい感情がなかった自分が悔しかった」
日本ハム・伊藤大海投手(25)が19日、今季初勝利を懸けて、ロッテ戦(エスコンフィールド北海道)に先発する。新本拠地初登板に向けて、ブルペンで14球を投げ、最終調整した。
シーズン開幕から約3週間。鹿部町出身の道産子右腕が、満を持して待ち焦がれたマウンドに上がる。「楽しみですし、マウンドからの景色も特別なものだと思う。それを意気に感じながら、見に来てくださった皆さんに勝利を届けられたらなと思います」と意気込んだ。
「自分のやるべきことを全う」自然体でマウンドへ
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前回12日のソフトバンク戦では、6回⅔を投げて8安打5失点だった。登板直後は「腹が立っていた」というが、「落ち込みもしなかった。悔しい感情がなかった自分が悔しかったですね」とサバサバ。「それで別に殺されるわけではない」と、すでに気持ちを切り替えている。
WBCでは中継ぎとしてフル回転し、世界一に貢献。ここまで2試合に先発して未勝利だが、「今は(勝利に)執着しすぎて小っちゃくなるのも嫌。自分のやるべきことを全うして、ついてきたものが勝利という形だったらいい」。失うものは何もない。自然体でマウンドへ向かう。