ファイターズ
奈良間 12球団新人1号 プロ初安打が新球場3人目の一発 「思い切り踏み込んでいけた」
■パ・リーグ4回戦 ロッテ4-2日本ハム(4月18日、エスコンフィールド北海道)
左翼スタンドのブルペンに着弾 プロ初安打が本塁打となったのは2021年の今川以来
ちゅうちょなく、振り抜いた。日本ハムドラフト5位ルーキーの奈良間大己内野手(22)が18日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦で、プロ初安打となる第1号ソロ弾を左翼スタンドに設置されたブルペンに放り込んだ。12球団の新人で一番乗りの本塁打。「僕が打てるとは思わなかった」とはにかんだ身長172センチの伏兵が、強烈なインパクトを残した。
12日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来、2度目のスタメン出場だった。三回無死の第1打席。カウント1―0から小島の143キロ高め直球を豪快に叩くと、瞬時にスタンドインを確信した。「追い込まれるまでは思い切りいこうと思っていた。1ボールになって、次の球を思い切り踏み込んでいけた」と振り返った手応え十分のひと振り。日本ハムでプロ初安打が本塁打となったのは、2021年9月12日の今川以来だった。
野村、万波に次ぐ3人目 「北海道という場所で、本拠地で打てたのはうれしい」
新球場で本塁打を放ったのは野村、万波に次いで3人目。ダイヤモンドを回ると、ファンの拍手と歓声が降り注ぎ、ベンチではチームメートから温かく祝福された。「(初スタメンの)ソフトバンク戦は手も足も出ないような形だった。そこを切り替えて北海道という場所で、本拠地で打てたのはうれしい」と、かけがえのない記憶を胸に刻んだ。