ファイターズ
2023/04/19 22:55

《鶴岡慎也のツルのひと声》これまでとは意味合いが異なる1敗 それぞれが持ち味を発揮できている

■パ・リーグ5回戦 ロッテ4ー3日本ハム(4月19日、エスコンフィールド北海道)

自分たちの形をつくれている打線 松本剛の高い修正能力はさすが

 紙一重の試合だった。惜敗も大敗も同じ1敗。だが、これまでの黒星とは意味合いが異なる。この日は、しっかりと自分たちの形をつくり、あと一本というところまで持っていった。打線に並ぶ主役たちが、それぞれの持ち味を発揮していた。

 松本剛は、タイミングと打つポイントが若干ズレていたが、この日2番に入って1打席目に安打をマーク。それまでのズレが即、解消された。さすがは昨季の首位打者。高い修正能力を備えている。次戦以降、さらにヒットを重ねていくはずだ。

バッターとして1ランク上げた清宮 万波も自分の間合いでスイングできている

 清宮は今年、バッターとして1つランクを上げた。自分に近い球をミスなく打てている。ボール球もしっかり見逃せている。こういう打席を積み重ねていけば、自然と本塁打は増えていく。

 万波も自分の間合いでスイングできている。最後の場面、抜けてもおかしくないヒット性の当たりだった。昨年までと違って、1打席目でヒットが出なくても2打席目以降に焦りを見せることがない。落ち着いて自分のタイミングで勝負できている。

試合を決めるのが4番。打てなければ負ける 野村のさらなる成長に期待

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