札幌MFスパチョークが初観戦の家族の前で来日初ゴール含む2得点
■ルヴァン杯グループステージ第4節 札幌4-1鳥栖(4月19日、札幌ドーム)
公式戦初得点は相手DFの隙間を縫う技ありシュート
札幌加入2年目のMFスパチョーク(24)が家族が見守る前で、公式戦初得点を含む2ゴールをマークした。
1点目は、敵陣のペナルティーエリア左付近でボールを持つFW菅大輝(24)の後方を追い越す動きでパスを受けると、相手DFの隙間を縫い、狭いスペースから右足でゴール右のサイドネットを狙う技ありのシュートを決めて見せた。菅からのパスに「練習でも何度か出てきていたから、そのタイミングかなと思って走り込んだ」と練習の成果を誇った。
2点目はこぼれ球を逃さず決めた「得点できてラッキーでした」
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そして2点目は、菅の左クロスに合わせたFWミラン・トゥチッチ(26)のシュートがうまくミートせず、そのこぼれ球が自身の前に転がってきたもの。チャンスを逃すこと無く、右足できっちりとゴール左に決めきった。「自分でもその瞬間、シュートしないといけないと思ってシュートしました。得点できてラッキーでした」。この試合ではピッチを縦横無尽に駆け回り、何度もチャンスに絡んでいた。自身がラッキーと語るその得点は、チームに貢献し続けたことへのご褒美だったのかもしれない。
17日に両親と父の兄夫妻が、加入以来初となる来日を果たし、この試合を観戦していた。家族が見守る中で、2ゴールという大活躍を見せることができた。「うれしいです。今日、みんなが一緒に来て、そこで得点できて。素晴らしいんじゃないかなと思っています」と、家族に初ゴールを見せられたことを喜ぶ。
次はリーグ戦初ゴール「得点でもアシストでも貢献できたら」
引き続き札幌に滞在し、リーグ戦の福岡戦(4月23日)も観戦予定だという。次はリーグ戦の初ゴールもプレゼントしたいところだ。「今はチームの結果が第一。自分にチャンスがあれば、得点でもアシストでも貢献できたら良いなと思います」と、次戦に向けての意気込みを口にした。〝タイの至宝〟と呼ばれる男の輝きが、いよいよ本格化の気配だ。