奈良間 登場曲「北酒場」に込めた思い 犠飛で貴重な2点目奪取
■パ・リーグ6回戦 ロッテ0ー2日本ハム(4月20日、エスコンフィールド北海道)
まさかのヒーローインタビュー 北海道のファンへ「なまら温かいです」
日本ハムのドラフト5位・奈良間大己内野手(22)が20日、ロッテ戦(エスコンフィールド北海道)に「7番・遊撃」で先発出場。四回に貴重な追加点となる左犠飛を放ち、プロ入り後初のお立ち台に立った。
ヒーローインタビューでは北海道のファンの存在を問われ、照れ笑いを浮かべながら「なまら温かいです」。球場を沸かせたが「自分がヒーローになると思っていなかった。もうちょっとうまく話したかったです」と苦笑いだった。
細川たかしの「北酒場」で打席入り 祖母が好んだ楽曲を出ばやしに
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インパクトのある登場曲に込めた理由も明かした。今季2打点目となる犠飛を放った四回の第2打席。北海道出身の歌手・細川たかしの「北酒場」が流れる中、奈良間は打席に向かった。
「おばあちゃんが好きな曲だった。演歌が好きなおばあちゃんに教えられて知ったっす」。15、16日の西武戦(同)に故郷・静岡から祖母が観戦に訪れており、喜ばせようとその曲をセレクトしていた。
2日とも途中出場で打席に立つことができなかったが、その後も継続。「その理由で変えたんですけど、そのままいきました。自分が聞いて嫌ではなかったので、気分転換ですね」。北の大地にピッタリの出ばやしには、心優しい孫の思いが秘められていた。