ファイターズ
2023/04/22 19:45

野村 悪夢払しょくの先制V打 パ・リーグ打点トップに 

六回1死一、二塁、野村(左)が先制の2点二塁打を放ち、塁上で手を叩く(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ5回戦 日本ハム5-3楽天(4月22日、楽天モバイルパーク宮城)

4番の一打で先制&決勝打 6点差ひっくり返された前日の悔しさ晴らした

 一振りで試合を決める。それが4番の仕事だ。日本ハムの野村佑希内野手(22)が22日、楽天モバイルパークで行われた楽天戦の六回に左中間フェンス直撃の先制2点二塁打を放った。これが決勝点となり、6点差をひっくり返された前夜の悪夢を払拭。今季の打点を「15」に伸ばし、パ・リーグトップにつけた。

六回の第3打席でドラ1ルーキーにプロの洗礼 低めの変化球を捉えた

 イレギュラーな出来事に心を乱されなかった。一回と四回。追い込まれてから、高めに抜けて来た変化球を振り、2打席連続三振。結果だけ見れば、プロデビュー戦となった楽天ドラ1ルーキーの荘司にしてやられた。

 ただ、野村の頭は冷静だった。「たぶん意図して投げていないと思いますし、低めの変化球がいい投手。そこは警戒しながらやっていた。運がなかったなぐらいの感じで思っています」。偶然の産物はすぐに忘れて、切り替える。六回1死一、二塁の第3打席は、相手が得意とする低め変化球を完璧に仕留め、プロの洗礼を浴びせた。

清宮離脱も気負いなし 「僕と万波でカバー。剛さんも前にいる」

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