伊藤大海　漫画「ハイキュー！！」読み返しメラメラ充電　４月２５日オリックス戦先発　

ＷＢＣ参戦した先発投手で未勝利は伊藤のみ　中５日のマウンドへ闘志

　代表戦士の意地を見せる。日本ハムの伊藤大海投手（２５）が、２５日のオリックス戦（エスコンフィールド北海道）に先発登板する。今春開催されたＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）に参戦した先発投手のうち、今季未勝利なのは伊藤だけだ。報道陣に話題を振られると「そういうのは聞かない方がいいですよ（笑）。一番下手くそだってことです」と謙虚に返答。待望の初白星を目指して表情を引き締めた。

　ＷＢＣでは中継ぎ投手として世界一奪還に大きく貢献した。その後はペナントレースへ向けて急ピッチで先発仕様の体に仕上げたが、３試合に登板して勝ち星ゼロ。前回のロッテ戦では６回４失点で２敗目を喫し、フラストレーションを募らせた。

　シーズン開幕前から酷使してきた体へ、さらにムチを入れる。ルーキーながら開幕ローテーションを勝ち取った金村が、右肩の張りを訴えて１９日に出場選手登録を抹消された。オリックス２連戦は伊藤がカード頭に回り中５日でマウンドへ上がる。「今はリカバリーがメイン。うまく体と相談しながら良い状態でマウンドに上がることを考えている。球数自体を少なく調整している」と、厳しい日程を乗り越えるため工夫を凝らす。